目次
1 採用手法にはどんなサービスがあるのか
2 就職活動における、イベントにはどんなものが存在しているのか
3 イベントに出展する際のメリットとデメリット
4 イベントに出展する際に意識した方がいいポイント
採用手法にはどんなサービスがあるのか
新卒採用における、サービスにはどんなものがあるのでしょうか。
代表的なサービスは、以下の通りです。
・ナビ媒体(リクナビ、マイナビなど)への掲載
・各大学や、専門学校での求人票掲載
・ダイレクトリクルーティングを活用する
・就職活動イベントへの出展(説明会など)
今回は、この中でも就職活動に関するイベントについて、詳しく説明していきます。
就職活動における、イベントにはどんなものが存在しているのか
就職活動、新卒採用における、一般的なイベントはいくつか存在しています。
・インターンシップ前の合同説明会
・業界研究系のセミナー
・選考直結型の
・グループディスカッションなどの選考対策系
・本選考前の合同説明会
・インターンシップ前の合同説明会
最近では、多くの企業が夏と冬の2回、インターンを開催することが当たり前になってきました。多いところでは、オータムインターンも開催しているため、年に3回行うところもあります。
インターンにおいても、本選考と同様に認知形成/魅力づけから、母集団形成、その後の選考までを行う必要があります。
そのため、インターンシップ前にも本選考と同様に数多くのイベントが実施されています。
・業界研究系のセミナー
特に人気の高い業界の場合、業界研究セミナーを行っている場合があります。
長らく就活生から高い人気を誇っている総合商社や、旅行業界などは頻繁に業界研究セミナーが実施されています。業界研究会セミナーに参加する学生は、志望業界が絞られていることが多いため、認知や、魅力づけはすでに出来ています。
同じ業界の中で、企業を比較し、志望度をつけていく学生が多いので、業界内でユニークな情報や、他の企業と比較して魅力的な情報などを伝える必要があります。
・選考直結型
インターンや、本選考でその後の採用フローに直結するものも最近ではあたり前になってきました。
1次面接の免除や、さらには、いきなり最終選考などの場合もあるようです。特に地方学生にとっては、採用試験のために何度も東京に足を運ぶことは、かなりハードルが高いので、選考直結、かつある程度、その後の採用フローが免除される場合には、就活生からの人気が高くなります。
Reccooが開催する、選考直結型のイベントも公開後にすぐ定員となる場合が多いです。
・グループディスカッションなどの選考対策系
インターンや、本選考の採用フローに直結するものではありませんが選考を疑似体験できるようなイベントも存在しています。
特に、採用フローにおいて多くの企業で実施されているグループディスカッション対策のものや、面接練習会などがここに該当します。多くの場合には、就活支援のサービスを提供している企業の方がフィードバックを行いますが、採用を担当する方が直接フィードバックをする場合もあります。
・本選考前の合同説明会
本選考が近づいてくると、企業の合同説明会が増えてきます。
合同説明会には、10社から、多い時には数百社の企業が出展します。ほとんどの場合で、ブース形式となっており、各企業が個別のブースを出展し、そこで企業説明会を行っています。終日、かつ連日行われることもあり、イベントの規模は基本的には大きくなります。
ここにあげたようなものから、自社が独自に行なっている個別説明会に、何名の学生が参加するかが、新卒採用を行う企業にとっては非常に重要な指標になります。
イベントに出展する際のメリットとデメリット
ここまでは、イベントについての説明をしてきましたが、実際に出展するメリットとデメリットには何があるのでしょうか。
出展するメリットは、以下の2つです。
・媒体などと違い、確実に企業情報を知ってもらい、魅力づけすることができる
・自社だけで採用活動を行なった場合に出会えない就活生と出会える
・媒体などと違い、確実に企業情報を知ってもらい、魅力づけすることができる
多くのナビ媒体と違い、イベントでは基本的に学生と接しながら、自社の情報を伝えることができます。
1回の企業説明では、5-10分間程度の企業PRを行うことができるので、確実に認知を形成することができます。※ただし、学生が自由に企業説明会を回る合同説明会の場合には、実際にPR出来る人数が想定できないため注意が必要です。
また、イベントにおいては、学生と企業の担当者がリアルな場で顔を合わせることになります。そのため認知だけではなく、興味づけも同時に行うことができます。学生の質問に応じた返答や、学生の就活状況に応じて、話す内容を変えるなどが可能です。
・自社だけで採用活動を行なった場合に出会えない就活生と出会える
イベントに出展と、自社のみで人材募集をしていると出会うことのない学生に数多く出会うことができます。
また、地方であっても複数企業が集まる合同イベントの場合には100名以上や、大きなものでは数百名規模になる場合があります。1企業でこの人数の学生を集めることはよほどの人気企業でないと難しいと思いますので、イベントへの出展は大きなチャンスでもあります。
一方で、出展するデメリットは以下の2つです。
・参加前の準備で時間を取られる
・合同説明会の場合には、何名着席するのかが分からない
・参加前の準備で時間を取られる
ほとんどのイベントにおいて、企業の採用担当者の方は、実際に話すスライドや、就活生に配布する資料などを作成する必要があります。
また企業パンフレットの準備や、ノベルティがある場合にはノベルティなどは、会場への郵送、もしくは持ち込みが必要になります。そのため、イベント前に準備する時間が必要になります。
・(特に合同説明会の場合に)実際に何名に対してPR出来るのか分からない
数千名規模の学生が入場する合同説明会であっても、企業側も数多く出展し、説明を受ける企業や、回る順番は就活生に任されています。
また、入退場自由になっているものも存在しているため、後半になると就活生があまりいなくなる状態になることも…。
数百人規模であっても企業説明のタームが全社に確保されている方が、実際には効果的なこともあります。
イベントに出展を決める際に意識した方がいいポイント
新卒採用において、イベント出展を検討する際には、大きく以下の2点を意識すると良いと思います。
・参加する学生は、何を求めて参加しているのか。
・参加する学生は、どんな志向性を持っているのか。
・学生は何を目的として、イベントに参加するのか。
・参加する学生は、何を求めて参加しているのか。
イベントに参加する学生が、何を求めて参加しているかを把握することはとても重要です。
特に、開催する企業が、学生に対してどんな打ち出しをしているかを把握することによって、学生が何を求めているのかを把握することができます。
例えば、以下のような場合です。
『サマーインターン直結』
『早期内定を獲得できる』
『サマーインターン直結』のような場合には、サマーインターンに対しての興味はすでに存在していて、本番にも参加意欲の高い学生が集まっています。
ただし、夏前の時期からベンチャー企業の選考を積極的に受ける学生の中には、外資系コンサルティングファームや、外資系の金融機関などの本選考前に腕試しをしようと考えている学生も多いので、本選考への参加率や、その後の内定承諾率は、冬のインターンからの選考参加率等と比較して低くなる傾向があります。
詳しくはこちらのレポートで確認していただけます。
インターンのリアル「参加の約2割が内定承諾」
秋冬の時期に『早期内定』を打ち出しているような場合には、内定を早期に獲得したい学生が多いです。
早期内定を狙っている学生の中には、本命企業の選考が始まる前に、内定を獲得しておきたいと考えている学生が、一定の割合で参加しています。このような学生の場合、入社意向が低くなります。
ただし、就活生の中には、先輩からの情報を参考に就活をしている学生も多いため、無理に意向度を高めるコミュニケーションは、今年度の残りの採用活動や、来年度の採用活動に大きな影響を与えますので、無理矢理なコミュニケーションではなく、学生の気持ちを尊重したコミュニケーションを取るようにしましょう。
・参加する学生は、どんな志向性を持っているのか。
何を求めてイベントに参加するのかと比較的近いのですが、志向性も極めて重要です。
最近では、ベンチャー選考を本選考の前の腕試し的に受けるケースが増えていると2019年卒の複数の就活生から聞いたことがあります。
おそらく、秋から冬にかけて内定を獲得することのできる外資系企業や、6月以降の人気大手企業などを前に、選考に慣れるために早期内定系のイベントに出る学生が一定数いるようです。さらには、ベンチャー企業の内定を滑り止めとして、本命企業の選考を受けるような学生もいるので、志向性の見極めは必須になります。
ただし、イベントに参加する時点での志向性の見極めは極めて難しいので、イベント後のフォローや、選考において、きちんと見極めをすることも求められます。
・何を目的として、イベントに参加するのか。
意外と見落として検討されていないのが、この点。すでに記載したように、イベントには数多くの種類があります。何を目的にイベントに参加するのかによって、出展を決めるべきイベントは大きく異なります。
例えば、認知、興味づけを大量の学生に対して行いたい場合には、合同説明会が良いです。
ただし、合同説明会においては、多くの学生が来場する一方で、どの企業をどの順番で回るのかは、学生の意思に委ねられているため、確実に接点を持つことができるわけではありません。
同じ合同説明会形式であっても、学生300名の前で、確実に企業PRができる場合とでは、認知、興味づけのレベルにおいて大きな差があります。
また、少人数のイベントであっても選抜型のものと、そうでないものでは、参加学生に大きな差がありますので、規模だけではなく、どのような学生が参加するのか、また学生との接触機会はどのように提供されるのかを、目的に基づいて判断することが大切です。
▼株式会社Reccoo
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